1990年代後半から2000年頃の米国や日本において、投資家からIT関連企業への人気が高まり、過剰投資によって株価が急騰した事象。
IT関連企業への人気を決定付けたのは、マイクロソフトのWindows95発売により、PC(パーソナルコンピュータ)が世界的に普及したことである。さらにインテルやAMDなど、コンピュータの頭脳であるマイクロプロセッサのメーカーを巻き込んだハードウェア競争がインターネット関連投資を加熱させた。
また、アメリカのITブームは日本にも影響を与えた。1999年にはソフトバンクや光通信が個人投資家の取引により大きく株価をあげたが長くは続かず、2000年には下降へと転じていった。