採用情報

西尾(コンサルタント)

研究で身に付けたスキルを武器に、独自の答えを見つけ出す

MASAHIRO NISHIO西尾 優宏

Consultant
東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻修士課程修了後、
新卒でクレイア・コンサルティングに参画。

クレイア・コンサルティングに参画したきっかけは?

まず、コンサルタント職を志望するに至った理由について述べます。

私は、生物学の研究者を目指して大学院の博士課程に進学し、生命の本質に迫る基礎研究を行っていました。
博士課程に進学した当初、私は社会や世の中の動きに対しての関心が低く、ひたすら専門分野の研究に専念していました。しかしある時、研究室の予算不足により、しばらくの間、一部の実験が制限されるという出来事が起こりました。予算不足が起こった背景を調べるうちに、研究と社会状況の関係性にたどり着きました。このことを通して、社会への関心を持ち、さらには社会を構成する企業活動に興味を持つようになりました。

そうした過程を経て自分のキャリアを再考してみると、「自分が仕事に求めること」は、「仮説検証を通して課題を解決すること」、「仕事の計画や進行に際して大きな裁量があること」、「組織に依存せず自分の名前で仕事ができること」の3つであると思い至りました。研究者以外にそのようなキャリアが歩める職業がないかを探していく中で、コンサルタント職に興味を持ちました。
そこから、コンサルティングファームに就職した大学の同期から話を聞いたり、企業説明会等に参加したりすることを通して、研究者からコンサルタントへのキャリア転換を決断するに至りました。

次に、幅広いコンサルティング業界のなかで、自身の専門性をどこに置くのかを考えたときに、次の二つの理由から、「組織・人事」というテーマを選択するに至り、この領域に専門性を持つクレイアの選考を受けることにしました。

一つ目は、企業が「人が協働して価値を生み出す」ことを前提とする以上、「組織・人事」に関する経営課題は、時代に左右されない最も普遍的なテーマの一つであると考えたことです。
二つ目は、高校・大学を通して複数のオーケストラ団体に所属した経験から、「組織の中の人の行動や意識」に興味を持っていたことです。

最終的に、複数の企業から内定を頂くことができましたが、その中でクレイアを選んだ決め手は、選考を通してお会いした面接官の方々から一貫して誠実さを感じることができ、「この人達と一緒に仕事がしたい」と思うようになったことです。

入社して予想通りだったこと、予想を裏切られたことは?

入社して予想通りだったことは、大学院での研究の経験で培った論理的思考習慣やリサーチスキルがコンサルティングの実務においても有用であったことです。

このことを強く認識したのは、クライアントの管理職登用試験の面接審査を行うジョブにアサインされたときです。 面接審査の経験もノウハウもなかった私は、まずはリーダーシップに関する理論や、昇格基準及びその設定の背景を調べることから始めました。そこから得た体系的な理論を拠り所として、候補者の面接での受け答えや事前課題から拾い出した事実ひとつひとつを論理的に検証し、レポートを作成しました。結果として、自分が作成したレポートの大部分が最終的なアウトプットとして採用され、プロジェクトマネジャーからは「私の考えと概ね一致していました」との評価を頂きました。

予想を裏切られたことは、想像以上に早くから大きな責任と裁量を持った仕事を任されるようになったことです。
配属当初は、プロジェクトマネジャーから指示を受けて特定の業界の調査を行うことや、資料の一部を作成する業務が中心でした。しかし、だんだんと仕事の範囲・難度が上がっていき、数カ月後には、「報酬テーブルの妥当性を検証する」「等級基準を策定する」というように、まとまった単位で仕事を任されるようになりました。また、作業手順や次回のクライアント訪問までの作業スケジュールについても、ある程度の目安を伝えられ、それに沿って大部分を私が計画するようになりました。

入社当初は、そのような裁量が与えられるまでは、2~3年かかるだろうと思っていたため、よい意味で予想が裏切られたと感じています。
加えて、そうした中で実力が評価され、配属後約半年でアソシエイトからコンサルタントへ昇格するに至り、そのスピード感に圧倒されるとともに「入社年次に関係なく、成果を出せば評価される」という会社のポリシーを改めて実感しました。

もちろん、コンサルタントへの昇格に伴って裁量の幅も求められる価値貢献も相応に大きくなり、仕事の難度もどんどん上がり続けています。しかし、それに見合ったやりがいを感じています。

入社して壁にぶつかった経験、その壁を乗り越えた経験は?

入社以来、常に自身の能力を超える壁にぶつかり続けている、というのが正直な感覚です。
その中でも、特に悩んだことは、調査やデータの伝え方についてです。

プロジェクトに携わるようになって間もないころ、自分の役割は正確なデータや調査結果を出すことであり、その解釈はプロジェクトマネジャーやクライアントに委ねられると考えていた時期がありました。その時は、グラフや表を「とりあえず」作ってパワーポイントに貼り付けているような状態でした。「このデータから何が言えるか」を考えていなかったため、資料全体のストーリーに乗らず、作成した図表がほとんど有効活用できない、となることが多々ありました。当然、そのような図表を出す度に「このデータの示唆はなに?」「何を言いたいグラフなの?」とプロジェクトマネジャーに問われ続けることとなりました。

その反省から、グラフや表を作成する際には「このデータによって何を検証しようとするのか」を考え、自分なりの示唆を加えるよう心がけるようになりました。データに対する解釈が「的外れ」であったり「言い過ぎ」であったりすることもまだまだありますが、少なくとも仮説を持って図表を作ることで、「使われない」という結果になることはほとんどなくなったと感じています。

今後どのようなキャリアを積んでいきますか?

独自のソリューションを生み出せるコンサルタントを目指しています。

研究の世界からキャリアの場を移してはいますが、やはり自分のモチベーションの源泉は「誰も答えを知らない問いに答えを見つけ出す」ことにあると感じています。コンサルタントの仕事は、まさに「クライアントの課題解決」の中にその要素を見出すことができると感じており、クレイアのポリシーでもある、「Something new」を生み出し続ける仕事をしていきたいと考えています。

もちろん、知識も経験も不足している今の段階では、クライアントにとって本当に価値のある「Something new」を考えるにはまだまだ力不足です。まずはスタンダードな問題解決手法を学ぶこと、そしてクライアントにとって「真に価値のある解決策とは何か」を考え続けることを通して、自分ならではのソリューションを作り出せる土台を地道に築くべく自己研鑽を行っています。

応募する学生に期待することは?

コンサルタントという職業は、どのようなバックグラウンドの方でも活躍の機会があると思います。しかし、研究者を志向して博士課程に在籍していた私のように、全く別の領域で専門性を磨いてきた方の中には、これまで積み上げてきた専門性から離れる選択をすることに躊躇する方もいらっしゃることと思います。

そのような方は、今自分がいる環境では当たり前となっているスキルを棚卸ししてみることをお勧めします。もしかすると、今まで当たり前と思っていたスキルの中に、別の環境に移ることで武器となるスキルが私のように見つかるかもしれません。

私の場合、研究を行う上での基礎的なスキルである、論理的思考習慣やリサーチスキルがそうでした。研究者を目指す上では当然の「前提」であり、研究者同士の間ではそれ自体が有利な差とはなりません。一方で、研究者以外の職業では、このスキルは希少価値となり得ます。その上、特にコンサルタントの仕事と親和性が高く、私が早期に昇格できた要因の一つでもあると考えています。

ご自身がこれまで進んできた道と、コンサルタントという職業がかけ離れたものであるほど、「上手くやっていけるのか」「これまでの蓄積が無駄にならないか」と不安に感じられることと思います。しかし、その距離が遠ければ遠い程、独自の活躍の可能性があると思います。

ユニークで多様なバックグラウンドを持った皆様と仕事をできることを期待しております。