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藤井(シニアコンサルタント)

経営と組織・人事の「あるべき姿」を、いつも問い続ける❞

藤井
藤井 悠太郎 シニアコンサルタント

大阪大学大学院国際公共政策研究科比較公共政策専攻修了。
2020年新卒で、クレイア・コンサルティングに参画。

クレイア・コンサルティングに参画したきっかけは?

就職活動にあたっては3つの軸を定めて行っていました。1つ目は一人のプロフェッショナルとして勝負できる専門性を得られる環境であること、2つ目は会社が社会に提供している製品ないしサービスがマーケットで競争力があること、3つ目は自らがその事業の一員になりたいと思えることです。

1つ目は、わたしが就職活動を行っていた頃には既に転職が一般的になり始めており、労働市場が流動化することが予見できる一方で、なお日本では「最初のキャリアの始め方」が重要であるとも感じており、自らの「市場価値」を高められる環境であることは必須であると考えました。

2つ目は、ひとりの個人として社会に価値ある仕事をしているという確信を持ちたいという意志と、競争力のない事業で働くのは単純に「辛い」であろうの想像があったからです。

3つ目は、自分の興味や経験に照らして、その事業を担う一員になりたいと思えるかどうかであり、仕事をするエネルギーを継続して保持するために大切です。

これら3つの軸で就職活動をする中で、組織・人事の経営コンサルティングという業界を発見し、当社の採用プロセスを経る過程でわたしの求めているものを満たすと感じました。

入社して予想通りだったこと、予想を裏切られたことは?

予想通りであり期待通りであったことは、物事を誠実に考えることを良しとする文化であると思います。目の前の成果を上げることやソリューションありきではなく、一つひとつのことを丁寧に考える思考プロセスができることを「善し」とするカルチャーがあります。また、クライアントに「喜ばれること」ではなく「価値があること」を追求するという考え方も同様です。

予想を裏切られたことは、わたしたちが仕事として直接クライアントに提案できること(経営政策)と、現実にクライアントの成果になるところ(効果)の間にはギャップがあるということです。ギャップというのは時間的な遠さであったり、他の外部・内部要因による影響であったりします。その複雑さが組織・人事の領域の”面白さ”や”深さ”でもあるでしょう。もちろん入社前も多少は理解していましたが、「打出の小槌」が分かるようになるのではないかという妙な期待もありましたので、それは違うと確信したということです。

入社して壁にぶち当たった経験、その壁を乗り越えた経験は?

クライアントごと、案件ごとに、プロジェクトで考えるべきことは異なります。似ている仕事に見えても、その背景が異なれば全く違うアプローチを編み出す必要があります。このような意味で、いつも新しい壁に直面している感覚があります。もちろんその難易度には大小があります。

クライアントの課題そのものを発見したり定義したりするところは、特に難しい部分だと思います。壁にぶち当たったとき、それを乗り越えられるという自信をもって考えて、ひとまとまりのアイデアを表現していく活動が、最後は上司や先輩の助けを貰うとしても、次につながる経験になります。

今後どのようなキャリアを積んでいきたいですか?

「組織の7S」と呼ばれる有名なフレームワークがあります。これは組織分析の要素を、戦略、組織構造、システム(制度)、価値観、スキル、組織文化、人材に分けるものです。わたしたちが取扱いやすいのは、人事制度のような「システム」や「組織構造」の部分です。しかしながら、経営課題の解決には、価値観や組織文化の変えにくい部分も重要です。組織の全体の連関を理解して課題を見通すことができる存在でありたいです。

応募する学生に期待することは?

わたしは、瞬発的な思考力だけでなく、学び続けることが成長と活躍に大切であると考えています。そのためには企業の経営と組織・人事、さらにその周辺の広い分野への関心を持ち続けることが必要です。

コンサルティング業界は、戦略から財務、ITと色々な分野があります。また組織・人事という軸で見ても、経営コンサルティングだけではなく、採用やHRシステムなど幅があります。皆様のご関心と「組織・人事領域での経営コンサルティング」という仕事に重なりがあることを期待しています。