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城戸(コンサルタント)

「理想のコンサルタント」を目指し、自分の価値を高め続ける

城戸 悠吏
城戸 悠吏 コンサルタント

北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科卒業後、新卒でクレイア・コンサルティングに参画。

クレイア・コンサルティングに参画したきっかけは?

きっかけは3つあります。

1つ目は、個人で会社に大きく貢献できるプロフェッショナルになりたいと考えたからです。
就職活動時に感じたことは、たとえば大企業に入れば安泰ということはなく、どこにいても能力発揮が求められる実力主義の社会が到来しているということです。生き残るためには個人として活躍できるだけの能力が必要だと考えました。また学生時代の研究では、個人単位で組織に影響を与える人たちを分析していましたが、研究を続ける内に彼らの生き方に憧れるようになりました。会社や社会から取り残される危機感と、個人単位で組織に影響を与え会社に大きく貢献できる人材への憧れから、プロフェッショナルを目指そうと考えコンサルタントを志望しました。

2つ目は、組織・人事の領域に興味があったからです。
私個人の考えとして、人の成長なくして事業の発展は実現しないと思っています。実力主義の社会で企業が生き残るためには、個人の成長を引き出す組織体制の構築が必要だと考え、学生時代は「組織に影響を与える個人はどのようにして生まれるのか」という個人の成長と組織との関係(人材育成・組織学習など)について研究していました。そして研究を続ける中で、「人や組織の領域」から「経営に帰する仕事」を行い「発展する企業を増やしたい」と考えるようになりました。経営的な視点から組織・人事のコンサルティングを行うクレイアは、私がしたい仕事の領域と合致していました。

3つ目は、会社説明会や面接を通じて「この人たちと一緒に働きたい」と強く思ったからです。
会社説明会で印象的だったのは「明確な資格がないコンサルタントという職において、プロフェッショナルとしてどうありたいのか・あるべきか」が語られていたことです。コンサルタント像を自ら定義することで、プロフェッショナルとしてあるべき姿を目指そうとする意識を感じました。そして面接を通して、面接官の能力の高さと本質を理解しようとする姿勢から、本気でプロフェッショナルのあるべき姿を目指していることを感じ、「この人たちと一緒に働きたい」と強く思うようになりました。

入社して予想通りだったこと、予想を裏切られたことは?

予想通りだったことは、継続的な自己研鑽が常に求められることです。
プロのコンサルタントとして活躍するためには組織・人事領域の専門知識のみならず、経営学や心理学・法学などの幅広い知識が必要です。また知識だけでなく、論理的思考力・コミュニケーション力などのスキルも求められることを、上司や先輩から常に感じています。

予想を裏切られたことは、想像以上に私たち社員の育成プランが検討され、多数のサポートが受けられる環境だったことです。
新卒入社の場合、人事どころか社会人としての知識も乏しい状態から、ビジネスマナーや組織・人事の専門研修など、綿密に練られた新人研修を受けた後にプロジェクトにアサインされます。アサイン後は経験豊富な上司から、丁寧な解説をまじえた業務のフィードバックを頂いています。早い時期から活躍の場があり、直接クライアントと対面し、上司から丁寧なフィードバックをいただくことができる環境は、早く成長したい方に向いていると思います。
他にもケースメソッド研修・KM(knowledge management)研修、OJT制度やメンター制度など、学習の機会や成長のサポートを受けることができます。

入社して壁にぶつかった経験、その壁を乗り越えた経験は?

新入社員が最初に取り組むことが多い業務に「現状分析」があります。これはクライアントの現行の人事制度はもちろん、組織の成り立ちや現在の業績、業界の動向・将来のリスクなど様々な項目を確認する業務です。現状分析をすることで、クライアントの抱える課題が浮かび上がり、新たに検討する人事制度の判断基準にもなります。しかし、クライアントが抱える真の課題に肉薄し、経営陣を説得する現状分析を行うことは容易なことではありません。

理由は分析材料となる情報が十分であるとは限らないからです。クライアントのビジネスモデルが特殊なものであれば、業界分析の精度は下がります。また、制度と実際の運用とのギャップなど、気を付けて読み取らなければならない情報が混在しています。プロジェクトに配属された直後の私は、そもそも何に気を付けて分析すべきかが分からず、不安な状態で作業していました。

この不安を払拭する方法はただ一つ、不安がなくなるまで調べることです。過去の文献を徹底的に調べ、上司や先輩の話を伺いながら分析を進めることで、成長することができました。クライアントと対面する機会が増えた今、事実を一つひとつ正確に押さえることで、クライアントに対しても自信を持って提案できるようになってきていると感じています。

今後どのようなキャリアを積んでいきますか?

まずは、クライアントを深く理解できるようになりたいです。

クレイアはそれぞれのクライアントに最適なソリューションを提案・実行することを強みとし、私もその一翼を担えるようになりたいと思っています。その強みを発揮するためには、クライアントについて徹底的に理解することが重要です。

一口に「クライアントを理解する」と言っても、その情報は多岐にわたります。

例えば採用難一つをとっても、「応募者が少ないのか、それとも適した人材がいないのか」「業界全体の問題なのか、クライアント単体の問題なのか」「採用したい人材にあった契約内容なのか」「採用難が本当の問題なのか」など、確認・分析すべき情報はまだまだ存在します。それらの情報を網羅し検討することで、クライアントにとって最適と呼べるソリューションを導くことができます。

残念ながら今の私はまだ、「深く理解できている」と言えるほど知識・スキルが足りていません。しかし研鑽を重ねて一歩ずつ理解できるようになることが、最適なソリューションの提案とクライアントからの信頼獲得につながると考えています。

応募する学生に期待することは?

理想の仕事像(コンサルタント像)を持つことが大切だと思います。

クレイアでは新入社員であっても大きな裁量を任されることがあります。中でもクレイアが扱う「組織・人事」の領域は、働く方々の人生に大きな影響を与えるため、負う責任も大きくなります。

この状況下で仕事を全うするためには、自分を律する基準となる「自分の理想とするコンサルタント像」を持つことが大切だと私は思っています。

もちろんプロフェッショナルとして活躍するためには、専門知識や論理的思考力・表現力など様々なスキルが必要になります。しかし知識・スキルはあくまで課題解決のための手段であり道具の一部です。

自分がどこを目指し、何をするコンサルタントでありたいのかを決めることが、成長の原動力であり、自分の将来の価値につながると思います。 皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。